皆さん、こにゃにゃちわー
待ちに待ったあのドラマが始まります!
D.P. 脱走兵追跡官2
いよいよ!7月28日からシーズン2が始まります。
衝撃のラストから2年。
いやー、長いこと待たされましたよ。
ネトフリ限定です。
以前もブログに書きましたが
サラッと物語をおさらいしながら公開されたシーズン2も見てみます。
元ボクサーのジュノは、D.P. と言われる脱走兵追跡官の任務を任されます。
D.P. とは?Deserter Pursuit
簡単に言うと脱走兵を捕まえる任務。
シーズン2でも設定はそのまま
ジュノの相棒ホヨル先輩も変わらず
シーズン1では…
ク・ギョファンのプリケツからスタートしましたけど
このドラマかなり内容が重いので、ホヨル先輩のキャラにかなり救われたシーズン1でしたね。
2人の上司パク中士も変わらず登場。
シーズン1では懲戒免職になっていましたけど、シーズン2も出演してくれてよかった。
アイゴー!キムサジャーン!
(応答せよ)
キム・ソンギュさんが1980年生まれと知り衝撃を受けました(笑)
ク・ギョファンと2歳しか違わないなんて!
※ク・ギョファンは1982年生まれ
いけ好かない憲兵大将補佐官のソン・ソックは、2年前と比べると今や主役級のスターですね。大出世しましたね。
ソン・ソックの役名が「ジソプ」なんですけどそれだけで笑いが込み上げてしまう。
初めは自分が昇進することにしか興味がなかった彼もシーズン1の最終話では考え方に変化が出てきました。
シーズン1の最後では事件の責任を取り異動という形で終わっていました。
脱走兵を捕まえるのが2人の仕事ですけど、実際脱走して捕まったら兵士はどうなるんでしょうね。
脱走兵には最大で15年の禁錮刑を科すとしています。←長くね?
まぁ、これは最大の話なので脱走した場合は
軍からの脱走罪(韓国軍法第30条)に問われます。
刑罰は1年以上の懲役刑が科せられるようです。(内容にもよります)
韓国軍法での脱走罪の時効は10年です
ということは10年逃げ続ければ、無効になるので頑張って逃げ続ければ逃げ切れるのか?
いや、無理ですよね(笑)
命令違反罪は時効5年
兵役上限年数(40歳)になるまで帰還命令は更新し続けられます。
本気で逃げようとしたならば、45歳まで追われ続けるのです。
脱走する要因でもある大きな問題はいじめ
どこにでいじめはあるかも知れませんが、24時間逃げ場のない環境のいじめは我々の想像を絶するものです。
その最大の犠牲者となったのが、シーズン1で登場したソクポン
ヘイン君演じるアン・ジュノの上司でもありました。心優しいアニメオタクの青年ですがいじめの標的になってしまいます。
物語は僅か6話でしたが、冒頭ソクポンは登場するもののストーリーの中盤はメインである脱走兵のお話が主です。
しかし、後半になり再度登場するいじめられっ子のソクポン。
いじめられっ子と書きましたが、彼らはもう大人です。そうなんです…もう子供ではない。なのに、なぜこんな事が起こるのでしょうか。
※ここからネタバレあり
ソクポンをいじめていたファン・ジャンスをシン・スンホが演じています。
還魂の世子役が記憶に新しい所。
それはそれは酷いいじめだったので、誰もがソクポンの行動は理解出来ました。
ソクポンは柔道の選手だった為、ガッシリとした体格でした。
しかし、物語の終盤のソクポンは…
別人です
これ猫八もドラマ見ていて、あまりの激変ぶりに「え?あの最初に出てきた人?」ってなったのよね。
そして、変わり果てたソクポンは復讐をします。そこは元々は北朝鮮の防空壕。
軍の特殊部隊と警察がそれぞれのメンツをかけてソクポンを逮捕しようとしますが、軍の特殊部隊は射殺を選択。
先にソクポンを見つけたのは警察官でしたが、ここで出会ったのが不運でした。
ソクポンは警察官に出会った事で拳銃を手にしてしまうのです。
止めに入ったホヨルの言葉にもなかなかソクポンは耳を傾けません。
軍を自分たちで変えていこうとソクポンに訴えるホヨルですが、ソクポンはこう答えます。
「水筒になんて書かれているか知ってるか?1953だ。朝鮮戦争の時だ。水筒も変わらないのに。」
こう言って失笑します。
初めはそこまで大きな事件でもなかったのに、気づけばもう取り返しのつかない大事件になっていました。
何かしないと何も変わらない
追い詰められたソクポンは最後に銃を手に取り自らを撃ち抜くのでした。
このソクポンの衝撃のラスト。
誰もが予想しなかったこの脱走兵の行動。
ジュノの悲鳴にも近い泣き声が山に響くのでした。
ソクポンの死後、ジュノは自分のせいで自殺を食い止めることが出来なかった脱走兵の墓地へ。
脱走兵の殆どの原因がいじめなのです。
被害者はソクポンだけではありません。
シーズン1の1話目、ジュノが任務に初めて就いた時にも脱走兵は自殺しました。
最後にジュノは最初の事件を振り返ります。
そこで亡くなった脱走兵の姉に会います。
そして、姉はジュノにこう言いました。
「なぜ傍観を?弟がいじめられていた時なぜ止めなかったの?」
ソクポンは「何かしないと何も変わらない」と言って自殺しました。
ジュノは「すみませんでした」と謝ることしか出来ません。
行動を起こしたのはいじめられた側でしたが、ソクポン自身がすべきだったのでしょうか?本当に行動を起こさなければならなかったのは周りの人間であったこと。
すべての人間が傍観者であった事にラストで気付かされるのです。
ソクポンの言葉の1つ1つが非常に胸が痛み、なぜこんな事になってしまったのかと涙無しには見ることが出来ませんでした。
「D.P. -脱走兵追跡官-」は、キム・ボトン作家が2015年に連載したウェブ漫画「D.P. 犬の日」が原作。
2014年に韓国陸軍内で実際に起きた2つの事件、「いじめ暴行による死亡事件」と「いじめが原因の銃乱射事件」をモチーフにして作られています。
ソン・ジュンギが兵役で入隊したのは2013年8月27日ですが、
ソン・ジュンギ所属した部隊があったのは江原道(カンウォンド)の高城(コソン)でした。
ソン・ジュンギが任務中に最中に大事件が起こってしまう。
2014年6月
部隊の中で銃乱射事件が勃発して、数人が銃撃されて死亡。
江原道高城郡にある陸軍部隊の見張り所では21日午後8時15分ごろ、22歳の兵士が同僚兵士に銃を乱射。
5人が死亡し、7人が負傷する事件が発生した。乱射した兵士は銃と実弾を持って逃走していました。
当時はソン・ジュンギの安否が心配されました。モチーフとなったのはこの事件です。
ソクポンを演じたチョ・ヒョンチョルの演技は圧倒されるものがあります。
たかがいじめと思うなかれ。いじめは人生を狂わせます。
徐々に変わっていくソクポンの姿にどれだけ彼が追い詰められていたのかが分かります。
シーズン2のポスター
ドックダグが血に染まっています。
シーズン1では血はついていませんでした。
ソクポンの事件の教訓は生かされるのでしょうか?ソクポンの事件は彼のうつ病による行動だと発表され、結局何も変わらずに終わったシーズン1。
何よりも恐ろしいのが、間違った事を間違っていると言えない。更に力で封じ込められるという韓国社会です。
そして、シーズン1のラストまた事件は繰り返されます。
チョン・ヘイン君はデビュー10周年だそうです。ヘイン君と言えば、可愛らしいイメージが強いですけど
このドラマでは、全くの別人
本当に俳優さんってすごい!って韓国ドラマ見る度にいつも思っちゃう。
ク・ギョンファンの演技も面白くて最高です。
テーマは重いですがク・ギョンファンのおかげで面白く見られるし、話のテンポもかなり早いのでサクサク進みます。
脱走兵追跡官の二人は決して何かに優れているという事もなく、ごくごく普通の人間です。
ヒーローでもないし、皆と変わらない。
よその国の話ですけど、これが現実にある事件かと思うとゾッとするし切に変化を願います。
兵役の話となると、なかなか見る気もしない方もいるかと思いますが韓国の兵役の実態を知るきっかけにもなると思います。
しかし…
キャストの実年齢には驚きます。
マンネが1番トップなんですからね(笑)
それでは、今日はここまで
あんにょん
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